この度は、本ソフトウェアをご使用して頂き、ありがとうございます。 '---------------------------------------------------------------------- 【ソ フ ト名】 ローマ字関数(アドイン) 【バージョン】 1.020 【ソフト種別】 フリーソフト 【動作可能OS】 Windows 95/98/2000/NT4.0/XP/Vista 【必要なもの】 Excel2000,2002,2003,2007 【開発 言語】 Excel VBA 【掲 載 日】 2005年4月17日 【著 作 権】 Copyright (C) WinArrow 【U R L】 http://www.mhl.janis.or.jp/~winarrow/ 【電子メール】 winarrow@mhl.janis.or.jp '---------------------------------------------------------------------- ★ソフト紹介 ●基本機能  本ソフトは、かな文字等をローマ字に変換するユーザー定義関数(セルに数式入力)です。  変換元:漢字(ふりがなつき)、ひらがな、カタカナ(全角・半角)  「ヘボン式(標準式)」「日本式」「訓令式」の基本表記方法に対応して  います。(含む、パスポートや道路標識等でで使用する表記方式に準拠)  ユーザー定義関数以外にも、一括変換やVBA内での使用が可能になって  います。 ●本ソフト開発に当たって  本ソフト作成に当たり、いろいろなHPを参考にさせていただきました。    【参考にしたHP】  ・ローマ字資料室:http://www.halcat.com/roomazi/doc/  ・roman worlds:http://mascot.mis.ous.ac.jp/syuwa/mascot/roman.html  ・ローマ字表記の種類:http://www5a.biglobe.ne.jp/~RyomaK/zatsu/Roman/Roman.htm  ・日本語のローマ字表記は、どのように統一すべきか?:http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/romaji2.htm  ・アート工房インテグラ/ローマ字表記:http://www.integla.com/romaji/romaji.htm  ローマ字表記に関しては、上記に記述した基本表記方式に集約されますが、  いづれの方式も「手書き」を想定した規格記述になっています。  かな文字からローマ字への変換をプログラム化するということは、表記  方式を限定したら、その対象全てが同一の表記で変換することになりま  す。  「人名」「地域名」「普通名詞」などが混在する文章を1つの表記方式  で変換すると、日ごろ、目にしている表記と異なる形に変換されてしま  い、”これじゃ使えないよ!”ってことになります。  ローマ字の運用の実情を鑑みると、いろいろな要素が混在している文章を  ローマ字に変換するには、漢字や外国語などを取込んだAI(人口知能)  的なプログラムが必要であるといえます。  本ソフトは、変換する対象をある程度限定(例。人名、地名など)した  上での使用を想定して、カタカナ文字を文字単位にローマ字に変換する  方法を基本としています。  変換表には、基本表記方法では不足する部分に「英米規格」を取り込み、  パスポート用、道路標識用に対応した変換処理を組み込んであります。 ◆インストール方法 [1] xlsromaji.lzhを任意のフォルダに解凍してください。 圧縮ファイルには、次のファイルが含まれております。 xlsromaji.xla ・・・・アドインプログラム本体 readme.txt・・・・・・本ファイル ローマ字練習帳.xls・・ローマ字の練習帳です。(使い方:後述) sample.csv・・・・・・ローマ字変換のサンプルファイルです。 Library.htm ・・・・・アドインフォルダの説明書 [2] アドインの設定について   xlsromaji.xlaを「Library.htm」を参照してアドインフォルダに移動してください。     ※EXCELを起動して、「ツール」「アドイン」のリストで表示される    「ローマ字関数」にチェックをいれれば、インストール〜設定は終了です。      ※「Excel-Addin Installer SP」(次のURLで入手)を使用すると、簡単にインストールできます。     http://www.mhl.janis.or.jp/~winarrow/psoft/xlsaddins/xlsaddins.html ◆アンインストール方法  ※EXCELを起動して、「アドイン」のリストから「ローマ字関数」の   チェックを外し、[OK]をクリックします。  ※つぎに、「xlsromaji.xla」を削除します。  ※「アドイン」のリストから「ローマ字関数」をクリックします。   「ファイルが存在しない」エラーが表示されて、アンインストールは終了です。  ※「Excel-Addin Installer SP」を使うと簡単にアンインストールできます。 ◆使用方法  (1)セルに関数を入力する場合、     数式:=ROMAJI(文字列,方式,対象,大文字) 引数の説明    文字列;ローマ字に変換する前の文字列を指定します。        文字列は、カタカナ(全角/半角どちらでもい)        または、ひらがなです。        =PHONETIC関数との併用も可         例。=ROMAJI(PHONETIC(A2),・・)    方式:表記方法を指定します。省略時のデフォルトは、「ヘボン式」です。       指定方法:         ヘボン式の場合:"","he","ヘボン式","標準式","1"         日本式の場合 :"ni","日本式","2" 訓令式の場合 ;"ku","訓令式","3"    対象:文字列が「人名」「地名」の場合指定します。       但し、「ヘボン式」のみ有効       指定方法:        人名の場合:"人名","1"          ※人名の中の長音を「OH」で表記する方式に使います。   地名の場合:"地名","2" その他の場合:"0" (省略時のデフォルトはその他)     大文字:変換後のローマ字の大文字/小文字を指定します。        省略時のデフォルトは、         対象=「人名」「地名」の場合、分ち書きされた語の先頭文字のみが大文字になります。         その他は、全てが小文字になります。        指定方法:         全て小文字の場合:"","0","小文字"          全て大文字の場合:"1","大文字"         先頭のみ大文字の場合:"2","先頭大文字"         ※「訓令式」で「大文字」を指定した場合、「おう」は「OO」になります。          例。おとうさん → ヘボン式:OTOSAN 日本式:OTOUSAN  訓令式:OTOOSAN ※「ローマ字関数ウィザード」機能を使うと引数の説明が表示されるので便利です。  (2)一括変換を利用する場合   ワークシートの任意のセルで右クリックし、ショートカットメニューから   「一括ローマ字変換」を選択してください。   表示されるダイアログに、     ・変換前の文字列の先頭セル ・PHONETIC関数を使用する選択      (変換前の文字列にふりがなが設定されている場合)     ・表記方法     ・対象     ・大文字     ・変換後ローマ字の先頭セル     を入力して、「実行」ボタンをクリックします。  (3)VBAで使用する場合    利用したいブックのVBEの画面の「ツール」「参照設定」で、    "XLSROMAJI"を選択してください。    使用したい個所で、セルの場合と同様の数式を記述してください。    例    Me.TextBox2.Text = ROMAJI(Me.TextBox1.Text,"ヘボン式","人名") (4)その他   (4-1)五十音とローマ字の対応表の印刷    「一括ローマ字変換」のダイアログ中に「五十音とローマ字の対応表の    印刷」ボタン(プレビューまで)を用意してあります。    ローマ字に変換するロジックを確認することができます。    変換表の内容を変更することはできませんので、どうしても具合が悪い    場合は、変換後のローマ字を直接修正してください。    (ユーザー定義関数の数式は値に変更する必要があります)      (4-2)ローマ字練習帳       かな文字に対するローマ字をご自分で入力し、どのように変換されるか    を体験するための「練習帳」です。    学校でのローマ字教育に利用できると思います。 ■動作確認 ●EXCEL2000,2007で確認しています。 -------------------------------------------------------------------------- [注意事項] ●このソフトを使用した結果については、当方は一切の責任、保証は致しません。 ●このことに同意した上で、ご使用下さい。 ●マクロソースにはパスワード保護されています。 ------------------------------------------------------------------------- [著作権] ●このソフトはフリーソフトですが、著作権は、WinArrowにあります。  雑誌、ホームページ等に掲載する場合は、ご一報をお願いいたします。   Copyright(c) 2008 WinArrow All Rights Reserved. ------------------------------------------------------------------------- [連絡先] ●ご意見ご要望は次のメールアドレスまでお願い致します。   mailto:WinArrow@mhl.janis.or.jp ご連絡頂く時には、     (1)OSのバージョン (2)Excelのバージョン (3)ソフト名・バージョン (4)ダウンロードサイト名または雑誌名/号版 を明記いただくようお願い致します。 履歴 ==== 2005.04.17 V1.000 初版リリース 2006.02.07 V1.010 改ページプレビューのショートカットメニューにコマンドを  追加しました。 2008.10.30 V1.020 Excel2007で動作確認をしました。  ローマ字関数ウィザード機能を追加しました。