この度は、本ソフトウェアをご使用して頂き、ありがとうございます。 '---------------------------------------------------------------------- 【ソ フ ト名】 見CELL(アドイン) 【バージョン】 1.04x 【ソフト種別】 フリーソフト 【動作可能OS】 Windows 95/98/ME/NT/2000/XP 【必要なもの】 EXCEL2000,2002,2003,2007 【開発 言語】 EXCEL VBA 【掲 載 日】 2006年02月10日 【著 作 権】 Copyright (C) WinArrow 【U R L】 http://www.janis.or.jp/~winarrow/ 【電子メール】 winarrow@mhl.janis.or.jp '---------------------------------------------------------------------- ★ソフト紹介 [概略]   本ソフトは、セルに設定されている様々な情報を一覧表示するソフトです。 [作成経緯]     セルはデータを記録しておくところですが、単なる「値」だけではなく、   データの整合性、操作の容易化、見栄えなどを効果的にするために、様々   な情報を設定することができます。   これらの設定情報は、可視性が容易なもの(セルを選択で参照可能)、   特別なダイアログを表示しないと見ることができないものがあります。   これらの設定情報は、Excel95バージョンまでは「情報ウィンドウ」という   機能でサポートされていましたが、Excel97バージョン以降はサポートされ   なくなっています。   これらの設定情報は、ファイルのメンテナンス活動の中では、重要な情報の   一つと考えられます。   特に、特定セルの「参照先」セルをたどって全部探すことは、一般機能では   かなり大変な作業です。   便利だった「情報ウィンドウ」の復刻版として、お役に立てば有難いです。 [機能]  (1)本ソフトは次のような情報を「見CELL情報」シートに一覧表示します。   ・セルの上位オブジェクト     シート、ブック、パスなど   ・セルのプロパティ    書式、ハイパーリンク、コメントなど   ・その他    参照元、参照先、条件付書式 入力規則、ふりがな、名前、など    ※参照元、参照先について 一般操作では「ワークシートの分析」という機能がありますが、 この「ワークシートの分析」では、自シート内の参照元、参照先を 検索してくれます。(但し、条件付き書式、入力規則、グラフ、図形など) 本ソフトの参照元、参照先表示機能は、数式以外(条件付き書式、入力規則、 グラフ、図形など)および自シート外の 情報も取得してくれるので、一般操作の「ワークシートの分析」機能の 拡張版としてお役に立てると思います。 なお、「自シート外」の参照元、参照先は「参照元Ex」「参照先Ex」と いう分類で表示されます。   詳細は、「使い方」を参照してください。  (2)本ソフトには、ユーザー定義関数が搭載されています。   関数名:=fxMICELL(情報の種類,対象セル) 対象セルに設定されている情報を別のセルに表示させることができます。   詳細は、「使い方」を参照してください。 ★インストール方法と設定 ●LZHを任意のフォルダに解凍してください。  ※任意のフォルダとは、通常運用するフォルダです。   TEMP等一時的なフォルダは避けて下さい。  ※解凍前ファイルは、削除して結構です。 ●解凍したファイル(xlsmicell.xlaとmicell2007op.xla)を、ExcelのAddinフォルダに複写してください。   Addinフォルダは、OS&Excelバージョンにより異なるので、環境を確認して、   適切なフォルダを選択してください。   ■同梱のファイルの内容     xlsmicell.xla ・・・・・本体ファイル     readme.txt ・・・・・・本ファイル     見CELL情報の説明.pdf・・見CELL情報シートに表示される内容の説明書     lbrary.html ・・・・・・アドインフォルダの説明書 micell2007op.xla・・・・Excel2007の機能に対応した情報解析プログラム micellhelp.chm・・・・・見CELL情報解析サンプル(条件付き書式と特殊なセルの書式の例)   ■アドインフォルダの場所 Library.htmlを参照してください。 ●Excelを起動して、アドインに追加してください。 (1)「ツール」-「アドイン」のリストの「見CELL」にチェックをつけます。 ※micell2007op.xlaについては、アドインリストに表示されますが、    手操作では組み込み(チェックをいれる)不要です。 ※Excelのバージョンによって、表示される画面や手順が若干異なります。   詳細は、「その他」を参照してください。 ●micellhelp.chmファイルについて   マイドキュメントに移動してください。   単独でもダブルクリックすれば閲覧可能です。 ★アンインストール方法 (1)Excel起動中に、「ツール」-「アドイン」のリストの「見CELL」のチェックを   外します。  (2)エクスプローラで、Addinフォルダの中のxlsmicell.xlaとmicell2007op.xlaを削除します。 (3)Excelを起動して、「ツール」-「アドイン」のリストの「見CELL」に   チェックをつけると、「ファイルが存在しない」というエラーが表示されてリスト   から削除することができます。 ★[使い方]  (1)対象のセルを選択後、メニューの「ツール」-「見CELL」-「見CELL情報取得」を クリックします。    または、対象セル選択後、右クリックで「見CELL情報取得」をクリックでも可能です。    (2)情報の取得が終了したら、「見CELL情報」シートを表示してください。   ※「見CELL情報」シートが存在しない場合は、自動作成されます。  (3)ウィンドウを整列して表示していない場合は、「見CELL情報」シートを並べて表示させる   メッセージが表示されます。  (4)カーソル移動と同期して、「見CELL情報」シートの内容を変更する場合は、    メニューの「ツール」-「見CELL」-「セル選択同期」にチェックを入れます。    ただし、ブック、シートの内容によっては、動作が重くなる可能性がありますので、    煩わしいと感じたら、チェックを外してください。    また、セル範囲を選択した状態で、アクティブセルを変更しても、最初に選択した    セルが表示対象となります。  (5)情報の種類と内容については、同梱の「見CELL情報の説明.pdf」を参照してください。  (6)表示する情報の種類を選択することができます。   「ツール」-「見CELL」-「表示する情報の種類選択」をクリックして、ダイアログで設定   してください。   Excel2007はリボンの「アドイン」をクリック→「見CELL」ボタンをクリックして   メニューの「表示する情報の種類選択」をクリックします。   設定内容をレジストリ、または、当該ブックに保存することができます。   設定の保存場所により、表示対象が異なります。   ┌──────┬───────┬─────────────────┐   │レジストリ │当該ファイル │適用される設定          │   ├──────┼───────┼─────────────────┤   │設定ナシ  │設定ナシ   │全項目表示対象となります。    │   ├──────┼───────┼─────────────────┤   │設定あり  │設定ナシ   │レジストリの設定が適用されます。 │   ├──────┼───────┼─────────────────┤   │設定ナシ  │設定あり   │当該ファイルの設定が適用されます。│   ├──────┼───────┼─────────────────┤   │設定あり  │設定あり   │当該ファイルの設定が適用されます。│   └──────┴───────┴─────────────────┘  (7)見CELLの情報解析のサンプルを参照することができます。   「ツール」-「見CELL」-「見CELL情報解析サンプル」をクリックして、ダイアログで設定   Excel2007はリボンの「アドイン」をクリック→「見CELL」ボタンをクリックして   メニューの「見CELL情報解析サンプル」をクリックします。 【留意事項】   ※当該ブックがパスワードで保護されている場合は、保護を解除する必要があります。    パスワードがない場合は、本ソフトに解除を任せることもできます。   ※シートが保護されている場合は、「参照元」「参照先」の情報は取得されませんので    保護を解除する必要があります。   ※当該ブックを閉じるとき、「上書き保存しますか?」のメッセージが表示されること    があります。  ユーザー定義関数の使い方      ・関数形式 :=fxMICELL(情報の種類,対象セル)   ・情報の種類     "formula","数式"          :数式     "format","形式"          :表示形式     "hyperlink","hlink","ハイパーリンク":ハイパーリンクのアドレス     "comment","コメント"        :コメントテキスト     "sheet","シート"         :シート名     "book","ブック","file","ファイル"  :ブック名 "path","パス"          :フォルダ名   ・"sheet","book","path"の対象セルは、どのセルでも指定可能です。   ・"sheet","book","path"の戻り値は、そのものの名前が戻ります。   ・"sheet","book","path"以外は、対象セルアドレス=○○○のような形になります。   ・例 =fxMICELL("format",B5) 意味  → B5セルに設定してある表示形式を表示する。       戻り値 → $B$5=VLOOKUP(A5,選択範囲,2,FALSE)   ・関数入力支援ダイアログを用意しています。 -------------------------------------------------------------------------- ★その他 ●EXCELでアドインを始めて使う方は、  【WindowsXP & Excel2002以降のバージョンでは】 1. Microsoft Excelメニュー「ツール」-「マクロ」-「セキュリティ」をクリックしてください。 2. [セキュリティ]ダイアログボックスの[信頼のおける発行元]タブをクリックしてください。 3. [セキュリティ]ダイアログボックスの[組み込み済みのアドインとテンプレートをすべて信頼する]チェックボックスをオンにします。 4. [セキュリティ]ダイアログボックスのボタンをクリックしてください。 5. マクロのセキュリティ レベルを反映させるため、Microsoft Excelを再起動してください。   【Excel2007バージョンでは】 1. [Office]ボタン クリック 2. [Excelのオプション]ボタン クリック 3. [アドイン]メニューコマンド クリック 4. [設定]ボタン クリック 5. アドインリストにチェックを入れる 6. [OK]ボタン クリック ●EXCEL2000,2007で動作確認しています。 -------------------------------------------------------------------------- ★[注意事項] ●このソフトを使用した結果については、当方は一切の責任、保証は致しません。 ●このことに同意した上で、ご使用下さい。 ●マクロソースにはパスワードで保護してあります。 ●※【Excel2007への対応について】   Excel2007で、動作確認をしていますが、Exccel2007で追加された新機能には対応していません。   特に「条件付書式」は、大幅に機能が追加されています。   従来バージョンで作成したXLSファイルをExcel2007で使う場合、互換性に若干の問題があります。   詳細は、Excel2007条件付き書式 互換性解析レポート(下記URL)を参照願います。 → http://www.mhl.janis.or.jp/~winarrow/psoft/fcc/formatcondition1.htm ------------------------------------------------------------------------- ★[著作権] ●このソフトはフリーソフトですが、著作権は、WinArrowにあります。  雑誌、ホームページ等に掲載する場合は、ご一報をお願いいたします。   Copyright(c) 2008 WinArrow All rights reserved. ------------------------------------------------------------------------- ★[連絡先] ●ご意見ご要望は次のメールアドレスまでお願い致します。   mailto:winarrow@mhl.janis.or.jp   お問い合わせの際は、次を明記頂くようお願いいたします。 氏名   ダウンロードしたサイト、または、雑誌名   お利用しているバージョン   ご感想、ご意見、お問い合わせ内容   メールアドレス   可能であれば、利用している仕事の内容 ★履歴 ==== 2006/02/10 V1.000 新規作成 2006/02/10 V1.001 何も入力されていないシートでの不具合を修正しました。 2006/02/24 V1.010 次の修正/バージョンアップを行いました。    (1)「参照先取得」の中の「入力規則」設定セルの処理の不具合を修正しました。    (2)「名前範囲取得」処理の中で、印刷範囲未設定時の不具合を修正しました。    (3)「fxMICELL関数」の中のハイパーリンクのファイルアドレス取得で、相対パス表示を      絶対パス表示に変更しました。    (4)データの内容の中に「文字数/バイト数」表示を追加しました。    (5)アクティブセルが印刷されるページ番号/総ペー数の表示を追加しました。    (6)参照元Ex,参照先Ex(自シート以外の参照)情報を表示する機能を追加しました。    (7)表示する情報の種類を設定可能にしました。 2006/03/12 V1.020 次の修正/バージョンアップを行いました。 (1)入力規則がフォームコントロールのコンボボックスに認識される不具合を修正しました。 (2)参照先にグラフ、OLEオブジェクトを追加しました。 (3)参照先が図形の場合、図形名の隣にセルアドレスを併記するようにしました。 2006/07/12 V1.030 数式が配列数式の場合、同じ配列数式が入力されているセルアドレスを  表示するようにしました。 2006/07/24 V1.031 セルの文字数/バイト数の表示方法を修正しました。 2006/11/27 V1.032 別シートへの数式に関する「参照元」情報の取得の不具合を修正しました。 2007/02/25 V1.033 未解決な「名前定義」が存在した場合の判定処理の不具合を修正しました。 2008/09/30 V1.040 他セルの条件付書式の条件式の中に指定セルが存在する場合の情報を追加しました。  他セルの入力規則の条件式の中に指定セルが存在する場合の情報の形式を変更しました。  Excel2007で動作確認し、Excel2007の条件付書式機能への対応を組み込みました。  【Excel2007対応で追加/変更した機能】  【条件付き書式】  「カラースケール」「データバー」「アイコンセット」などExcel2007での追加機能に対応して、  情報解析ロジックを追加および変更しました。  ●Excel2007で追加された機能と表示内容     ・「カラースケール」  → カラースケール、最小値、中間値、最大値、など     ・「データバー」    → 最短の棒、最長の棒、など   ・「アイコンセット」  → 「アイコンのスタイル、各しきい値、など   ・「一意/重複」    → 一意or重複、など   ・「上位/下位」    → 上位or下位、など   ・「平均以上/以下」  → 比較の種類、など   ・「日付」       → 比較の種類、など   ・「特定の文字列」   → 指定文字、など   ・「空白/空白なし」  → 空白、など   ・「エラー/エラーなし」→ エラー、など    これらの情報の解析は、MICELL2007OP.xlaを追加して対応しました。    特に「アイコンセット」については、設定した「アイコンのスタイル」に対応する画像を    「見CELL情報」シートのセルのコメントとして表示するようにしました。  ●Excel2007で変わったところ   ・条件式の解析: 従来バージンでは、相対参照機能が働いているので、当該セル(アクティブセル)の条件式を 取得するだけでよかったが、Excel2007では条件式の中に相対参照セルがあった場合、 適用範囲の先頭セルの条件式が取得されます。 これを当該セルとの相対位置を計算するロジックを追加して対応しました。   ・取得情報に「適用先」を追加しました。→同一設定内容のセル範囲を表示します。   ・追加された「表示形式」に対応しました。   ・背景色のグラデーション設定に対応しました。→詳細は【色関係】参照   ・従来バージョンで作成したXLSファイル(「数式が」(Type=2)で設定してある)を Excel2007で開くと、VBAでは、Type=1(セルの値)として取得されます。 演算子(Operator)プロパティとの関連性をチェックし、Type=2に読み替えて処理するように なっています。 Excel2007で追加された機能については、「見CELL情報」シートにセルのコメントで表示します。  【色関係】   ・従来バージョンでは、RGB値に適当な値をセットしてセルの背景色(塗りつぶし)を設定しても、 カラーパレットの色(56色)に合わされてしまいましたが、Excel2007では、セットした色が そのまま適用されます。 リボンで表示されるダイアログの色はパレット以外の色が多く存在します。 「見CELL」は、標準カラーパレットに対応した色の名前テーブルを持っていて、 「見CELL情報」シートには、色の名前を表示するようにしていますが、色の名前テーブルに 合致しない色は、設定した色をつけた「■」を表示するようにしました。   ・Excel2007では、背景色にグラデーション(2色)が設定できるようになったので、「見CELL情報」シートに表示するよう対応しました。  【MICELL2007OP.xla】について   ・本アドインは、従来バージョンでもアドインリストに表示されます。   ・従来バージョンで、アドインリストにチェックを入れても組み込むことはできません。   ・Excel2007では、「見CELL」が自動組み込みするので、アドインリストにチェックをいれて 組み込む必要はありません。   ・また、「見CELL」が終了するときには、アドインリストのチェックがOFFになります。  【その他】   ・「参照先」の情報取得方法の改善    当該セルを参照している「条件付き書式」や「入力規則」の条件式の検索処理において、 使われているセルを1つ1つチェックしていましたが、同一設定内容を対象に条件式の中の セル範囲と当該セルの関係を計算することで、検索の処理時間を短縮しました。   ・セルの文字列で一部分だけ「フォント名」「色」「サイズ」「スタイル」を変更している場合、 「Font.Name」「Font.Color」「Font.Size」「Font.FontStyle」が「Null」になっていることから 各々の設定内容を表示するようにしました。