***************** セル幅ミリ設定ツールVer3 For Excel5.0/95(97/2000使用可) ******************************************************************* 以前のバージョンをお使い戴いていた方は、必ずそちらを削除してからご使用ください。 ◆ 1 選択範囲のセル幅と行高を、ミリ単位で設定します。 2 選択範囲の行高/列幅が一定でなくても、全体を用紙のサイズ にフィットさせます。 3 定型用紙への印刷用に、簡易な表を作ることができます。 ◆ この作品の原型は、EXCELファンクラブで作られました。 ファンクラブの回答者、ま〜さん、れいぞーさん、でれすけさん ミコさん、たれぞうさん、のお力によりVer1.0を公開し この度、小生が当HPの管理者の許可を得て、EXCEL5.0/95向けに REFINEし、さらにVERSION・UPしてお届けするものです。 (なお、EXCEL97/2000でも動作を確認していますので、安心してご使用下さい) まずこの場をお借りして、お力添えいただいたファンクラブの みなさま方に、厚く御礼申し上げます。 このVer3においては、Ver2.3の機能に簡易な表作成機能が、追加されています。 セルサイズと行数・列数を入力することにより、使用頻度の高い定型用紙 に限定されますが、自由な大きさで配置できる表を、作成することができます。 ◆ A : 前Versionまでの機能の概略 作業シート上で選択されている範囲を対象に、行高、列幅の どちらからでも、設定が可能です。 どちらを先に設定しても、終了時に他方の設定を続けて行えます。 不定形の行/列をフィットするマクロは、行/列幅を一度に入れます。 設定する毎に、プレビュー画面により印刷状態の確認ができます。 印刷終了後に微調整をしたい場合は、調整係数を指定することにより 可能となります。プリンターの機種による誤差等を調整してください。 操作は至って簡単です。画面に現れるダイアログに従ってボタンを 選択していくだけです。プレビュー画面を消すときは、「閉じる」 ボタンを押してください。 B : 追加された表作成機能の概略 作業シート上のセルをダブルクリックすることにより、始めに 出てくるダイアログに、表の範囲を行数・列数で指定し、1行・1列分の 高さ/幅を入力します。各オプションボタンのチェックによって、用紙サイズ 用紙の向き、余白の位置等を設定します。前Verまでの調整係数入力リストボックス も、全く同様に使えます。正しく値が入力されていれば、OKボタン(ENTERキー)を 押すと次のダイアログが出て、罫線の設定ができます。ただ操作性との兼ね合い もあり、EXCEL標準機能より限定された設定条件となります。例えば表範囲全体の セルに罫線を入れるのでなく、印刷時の枠線印刷をオン・オフすることで、これに 代えています。印刷実行まで自動的に進行するわけではありませんので、 細かい罫線設定は、実行後に通常のエクセル操作によって、お願いいたします。 ◆ エクセルブック形式ですので、¥EXCELの下、通常のカレントフォルダ に置いておくと、便利です。 ◆ 1 このファイルを開きます。 2 コピー元のエクセルファイルを開きます。 3 印刷対象のセル範囲を選択し、コピーします。 4 メニューの「ウィンドウ」で、画面をこのファイルに切り替えます。 5 作業シートの任意の位置へ貼りつけます。 6 もし上記の操作までで、複数のシートを処理したい場合は、   このファイルを開いた時に、あらかじめ枚数分のシートを追加して   おいてください。(作業シートをアクティブにしてから「挿入」→  「ワークシート」を選択します。)   複数のシートを一度に設定することはできません。一つずつアクティブ   にしてから、実行してください。 7 セル範囲を選択状態にしたまま、まず行高を設定したい場合には画面右端   のハートマークのボタンを押します。列幅の設定を優先する場合は   スペードマークのボタンを押します。 8 入力ボックスに、値をミリ単位で入力します。ボックスのキャンセル   ボタンが押されると、終了画面に移ります。 また列幅の入力値を3ミリ未満にすると、終了画面に移ります。   数値以外の適切でない値を入力すると、エラーメッセージが出ます。 9 正しく値が入力されて、OK ボタンが押されると、印刷プレビューが   出てきます。行高/列幅の設定が変更されていることは、プレビュー   が出るまでの僅かな間隔に確認できます。このプレビューが出るまで   の間隔が空いているのは、処理が重いためではありません。 またコピー元シートで、行高もしくは列幅が一定でなかったものが、 そのまま貼りつけられた場合、いったん作業シートの標準高/幅に設定するか どうかを、確認するメッセージが出ます。「再試行」ボタンで設定を再開します。 10 前述したように、プレビュー画面の「閉じる」ボタンを押します。 11 印刷状態の結果が思わしくないと予想される場合など、次の画面の動作で A 「はい」を選ぶと、値の入力をやり直すことが出来ます。 B 「いいえ」を選ぶと、設定前の長さに戻して終了画面に移ります。 C 「キャンセル」を選ぶと、今回設定した値を決定し、終了画面に移ります。 12 終了処理画面が出てきますので、他方の設定に移るなら「はい」を   そのまま終了して印刷に移る場合は、「いいえ」を押します。 13 以上の操作の後、実際に印刷された用紙を点検し、もし微調整の   必要がある場合は、6 の段階以前にニコちゃんマークのボタンを   押して、調整係数を変更してください。 1 行高/列幅の設定と同じく、選択した範囲を作業シートにコピーします。 2 3番目のボタン(用紙フィット)を押して、選択範囲全体の高さ、幅を ミリ単位で入力します。 3 次に出てくるプレビューでは、余白、ヘッダー/フッター無し。水平/垂直 印字ON。の設定になっています。印刷の際変更する場合は、プレビューの 「設定」ボタンを押してください。 4 微調整のやり方は、「使い方T」と同じです。 1 「作業シート」の任意のセルを、ダブルクリックします。この時選択されたセルは、 設定Aダイアログにおいて、表の左上端(基準セル)のデフォルト位置になります。 2 設定Aダイアログが出てきます。左上の"Info:基準セル"が、ダブルクリック されたセル位置を表示しています。このボックスは情報を提供しているだけで、 値を入力することは出来ません。表の基準セルは、右上の"設定:基準セル"に カーソルを合わせて、A1形式でセルアドレスを入力して下さい。その際もし、 "Info:基準セル"に、表示されているセル位置のままで良いなら、ここは何も 入力しなくても構いません。自動的にデフォルト位置が、基準セルになります。 3 "領域"グループの中段のボックスに、基準セルを左上端とした場合の、表全体の 行数・列数を、整数値で入力します。 4 "領域"下段のボックスには、1行・1列当たりの高さ/幅をミリ単位で入力します。 小数点以下の数値も入力できます。ここでもし、用紙のサイズいっぱいに表を 印刷する(設定した行数・列数で余白無し、水平・垂直とも中央印字の設定条件) 場合のみ、高さ/幅の入力を省略できます。その場合確認のメッセージが出ます。 また、全体として高さ/幅が、用紙のサイズに収まるかどうかを確認するには、 ダイアログの右下にある"設定値[高]""設定値[幅]"の各値と、Cancelボタン下の 用紙サイズ一覧を比較してください。行数・列数が入力されていると、行高 列幅の値を入れると、リアルタイムで算出されるようになっています。 この2つのボックスも情報を表示するだけで、値を入力することはできません。 もし基準セル位置を除く、全部の入力値を一度にクリアする場合は、Resetボタンを 押してください。 5 "用紙Size"グループで、使用する用紙と印刷の向きを決めます。EXCELのVersion によっては、A3 サイズが設定不可の場合もありますし、プリンターが対応して いない場合もあります。ご自分でよく確かめてから、ここのチェックをして下さい。 未対応の場合、どのようなエラーになるかは確認していませんが、責任は負いかね ますので、ご了承下さい。 6 "余白位置"グループで、左右どちらかに余白を設定します。余白ゼロにする場合と 印刷範囲の周囲に均等な余白を作る場合(これは行高/列幅とも値を入力している時) 中央印字にチェックしてください。このツールはまず自動的に、上下左右の余白と ヘッダー/フッターの距離、および指定を無くします。その上で、綴じ代として 指定した側のどちらかに、用紙の横幅と表の全体幅の差だけの余白設定がされます。 また用紙高と表全体高の差は、自動的にすべて上端の余白として設定されます。 なお、用紙高/幅いっぱいの表を設定した場合(余白ゼロ)でも、上下左右にわずかな余白が つけられます。これはEXCELの機能によるもので、自動的に印刷倍率を調節して しまうからです。常識的に考えると、一概にバグとは決めつけられないと思われます。 7 微調整については、他の機能説明のところを参考にしてください。 8 入力値・各チェックの状態を確認し、OK ボタン(又はENTERキー)を押すと、次の ダイアログ設定B が出てきます。概略で前述したように、設定できる線種は3種類 しかありません。太線の線幅は"中太(xlMedium)"のみです。点線もありません。 "外周"は、文字通り表の周囲に設定する線を決めます。"項目列境界","項目行境界" は基準セルを起点として、それぞれ左端・上端からの列数/行数を整数で入力し、 線種をチェックボックスで選択します。老婆心ながら、表全体の行数・列数を 超える値を入れないように、ご注意下さい。 9 機能の概略説明で記したように、表全体に罫線を設定する項目がありませんので、 "枠線印刷"で、どちらかを選択してください。このダイアログ設定B のチェックを すべて「無し」にチェックしてしまうと、自動的に表示されるプレビュー画面で 何も出てきません。 10 入力値・チェックボックスの設定を確認し、OK します。初回の実行時は、多少 時間がかかりますが、2回目の実行からは少し速くなります。プレビューを閉じた後 そのままセルにデータを入力し、EXCELツールバーの印刷ボタンを押して、印刷 して下さい。終了後、または設定が思わしくないとき、シートをデフォルト状態に戻す には、画面右のツールバーで、"×"マークのボタン(いちばん下に配置)を押して 下さい。 11 最後になりましたが、2つのダイアログとも、TABオーダーが設定されていますので 各グループ間、および各エディットボックス・チェックボックス間の移動は、[TAB]キー を使うことをお勧めします。エディットボックスの入力確定には[ENTER]キーを使えません。 それは、ダイアログの実行(即ち、OK ボタン押下と同じコマンド)に当たるからです。 エディットボックス間の移動には、マウスか[TAB]キーのみを使って下さい。 グループ内のチェックボックス間の移動は、方向キー([↑][↓][←][→])が使えます。 また 、OK ボタン(Enterキー)を押しても、ダイアログが閉じない場合がありますが、 処理に問題はありませんので、何卒ご了承下さい。 なお、全面的にキーボードによる入力をする場合、OK は[ENTER]になりますが、Cancel は [ALT]+"K" (設定BのCancelも同様)、Reset は[ALT]+"U" が、アクセラレーターになります。 ついでながら Cancel は、[ESC]キーでも代替できます。 プレビューを閉じるには、[ALT]+"C"を使います。 ◆ 1 微調整の状態は、何度かテスト印刷を繰り返して、把握していただく   しかありません。計算値の有効範囲などは、このソフトをDLされた   サイトの管理者である、れいぞーさんがご存知ですので、ソフトの感想   ご意見等を受け付けているコーナーへ投稿して、伺ってください。 2 表作成を実行した後、Ver2.3の行高/列幅設定を実行しますと、印刷設定の変更 などにより、ご希望どおりの結果にならない可能性もありますが、その際は 「ファイル」「ページレイアウトの設定」で、各タブの項目を再設定して下さい。 3 表作成機能が使用できるのは、"作業シート"というシート名の、シートのみです。 任意に追加したシートでは、シート名の変更が可能でない限り、使用できません。 4 本作品を使用しての、事故等の責任は一切負いかねます。コードの改造等は、 自己の責任においてお願い致します。 5 本作品の著作権は、作者にあります。無償配布は自由に行って構いませんが、 有償配布は一切禁止します。 6 以前のバージョンをお使い戴いていた方は、必ずそちらを削除してからご使用ください。 ◆ 本作品をDLされたサイトの、ご感想・ご意見受付コーナーへ、投稿を お願い致します。当面、作者はメルアドを公開する予定はありません。 * EXCELFACTRY * http://birdcgi.zero.ad.jp/~zap50064/ *上記サイトのご意見受け付けコーナー* http://birdcgi.zero.ad.jp/~zap50064/Hoshii/hatenaman.cgi ****************************************************************************************************************************************