この度は、本ソフトウェアをご使用して頂き、ありがとうございます。 '---------------------------------------------------------------------- 【ソ フ ト名】 ExcelVBAバージョンアップ支援ツール 【バージョン】 2.08x 【ソフト種別】 フリーソフト 【動作可能OS】 Windows 95/97/98/ME/NT4.0/2000/XP 【必要なもの】 Excel2000/2002 【開発 言語】 Excel VBA 【掲 載 日】 2002/9/20 【著 作 権】 Copyright (C) WinArrow 【U R L】 http://www.mhl.janis.or.jp/~winarrow/ 【電子メール】 WinArrow@mhl.janis.or.jp '---------------------------------------------------------------------- ◆[ソフト紹介] ●「XlsVerup」は、開発者がExcelVBAをリリースするときの作業を支援するツールです。 ●機能 (1)バージョン番号設定 リリースする前に、バージョン番号を設定することができます。 通常、バージョン番号については、Readme.txt等で記述しても、作成ファイルに バージョン番号を設定してはいません。 (2)ファイルの最適化 前項のバージョン番号の設定と同時にファイルの最適化を行います。 開発(含む、メンテナンス)時には、VBAコードを頻繁に書換えします。 その度に、ファイルが膨らんでいきます。 リリース時には、膨大化したファイルを最適化してファイル容量を少なくすること     が大切です。  (3)作用対象ファイルとは別に新しいファイルを作成します。     新しいファイル名は、作用対象ファイル名に「@new」が付加された名前となります。      例.Book10.xls → Book10@new.xls  (4)各シートの最終セルアドレス情報(UsedRange,データ最終セル,図形の最終セル)を テキストデータで出力します。 ファイル名:作用対象ファイル名+"_LastCellInfo.txt"      例.Book10.xls → Book1_LastCellInfo.txt (5) バージョンアップ履歴情報を記録します。(verhis.xls)     ファイル名、バージョン番号、更新日が記録されます。 (6) バージョンアップ対象のExcelファイルを本ソフト起動用のVBSファイルにドラッグ して本ソフトを起動することができます。 ●新しく作成されたファイルの内容について  ・作用対象ファイルから、次の内容が引き継がれています。 シート カラーパレット シートモジュール、ThisWorkbookモジュール フォームモジュール 標準モジュール クラスモジュール 参照ライブラリー設定 ファイルのプロパティ(改訂番号は指定により変更されます) VBAproject名  ・新しく作成されたファイルを開いて必ず内容を確認してください。   書式が変わっていたり、非表示にしたシートなどが表示に変わっていることがあります。   書式が変わるのは、Excelのバグではないかと思われます。  ・コンパイルを実施してコンパイルエラーがないことを確認してください。  ・シートに保護の掛かっている場合は、「リンクの設定」が、正常に修正されない場合が   あります。   基ファイルへのリンクが設定されている場合は、手作業でリンク設定を解除してください。  ・新しく作成されたファイルを確認後、問題なくば、基のファイルを削除し、新しい   ファイルをリネームしてお使いください。  ・必要に応じて、VBAProjectに保護をかけてください。  ・未使用のユーザー定義の表示形式が存在する場合は、削除されます。   但し、保護されているシートが存在する場合は、LastCellInfo.txtファイルに一覧が表示されます。   未使用の表示形式の存在チェックは、Excel97,2000,2002,2003で作成したXLSファイルのみです。 ●最終セル情報の内容と使い方  ・各シートの最終セル情報とは、[Ctrl]+[End](または、UsedRange)でポイントされる   セルアドレスと実際にデータが入っている最終セルアドレスです。  ・通常は、同一のセルアドレスですが、書式設定あいた後にクリアしたような場合、   そのアドレスの情報が記憶されていて、[Ctrl]+[End]では、実際に使用したセルの   最終アドレスにカーソルが移ります。  ・LastCellInfo.txtには、[Ctrl]+[End]でポイントされるアドレスを「UsedCell」、   データの最終セルを「LastCell」として、表示しています。この両者が同じでない場合は、   列または行を削除後、上書き保存すると、データの最終セルと同じになります。  ・なお、「LastCell」は、書式設定、オートシェイプ、名前定義、入力規則などを考慮して   ありませんので、充分に確認してから列・行を削除するようにしてください。  ・図形(オートシェイプ)が配置してある最終セルアドレスを[ShapeLastCell]に表示して   あります。 ●特記事項   Excel95で作成したファイルについて   ・Excel95で作成したファイルをExcel97以降のアプリケーションで開いた場合、    モジュールは、見た目は、VBAProject形式のモジュールと同じに見えますが、    実際はシートです。   ・本プログラム実行後は、VBAproject形式のモジュールに変換されます。 ●制約条件  ・原則として、Excel97以降のバージョンで作成されたファイルを対象とします。  ・共有ブック、回覧先設定ブックは、本プログラムの対象外とします。  ・コンパイルエラー等のチェックは行いません。  ・ThisWorkbookモジュールのコード名を変更していた場合は、動作保証を致しません。  ・Addin(拡張子:xla)については、元ファイル(拡張子:xls)で実施してください。  ・Excel2002で使う場合の注意事項 1.[ツール]メニューの[マクロ]をポイントし、[セキュリティ] をクリックします。     2.[信頼のおける発行元]タブの[Visual Basicプロジェクトへのアクセスを信頼する] チェックボックスをオンにします。 ◆[インストール方法]  ・xlsverup.lzhを任意のフォルダに解凍してください。 圧縮ファイルには、次のファイルが含まれております。 xlsverup.xls・・・・・プログラム本体 readme.txt・・・・・・本ファイル xlsverup.ico・・・・・アイコンファイル(ショートカットなどにお使いください) verhis.xls・・・・・・バージョンアップ履歴記録ファイル xlsverup.vbs・・・・・本ソフト起動用VBSファイル(任意の場所で)    (xlsverup.xlsのフルパスをメモ帳等で修正してください)   ※これでインストールと初期設定は完了です。    圧縮ファイルは不要ですので削除してください。 ◆[アンインストール方法]  ・解凍後のフォルダ毎削除してください。 ◆[使用方法] ●[注意事項]を必ず読んでください。 ●作用対象ファイルをVBSファイルにドラッグ&ドロップすると本プログラムが自動起動します。 ●本プログラムが起動されると、メイン画面が表示されます。  [参照]ボタンで作用対象ブックを開いてください。 ●作用対象ファイル(作用対象ブック)について、  作用対象ファイルは、AUTO_OPENマクロおよびThisWorkbookモジュール中のWorkBook_Openイベントマクロを  実行させないで、読み込み専用で開かれます。  VBAProjectをパスワード保護している場合は、保護を解除するようメッセージが表示されます。  手動で保護を解除してから実行してください。   →メイン画面は、モードレスで表示していますので、一般操作が可能です。  保護を解除せずに実行すると途中で処理が中止されます。  ●変換処理が終了すると変換後の「バージョン番号、ファイルサイズ」が表示されます。  なお、変換処理中(含む、処理終了後)は、作用対象ファイル、変換後ファイルを見ることは  できません。 ●[終了]ボタンでは、Excelが終了しますので、関係のないブックは予め閉じておいてください。 ●文字の右横に(英字)が表示されているボタンは、ショートカットが使えます。  例。[実行(G)]は、[Alt]+[G]のキーを一緒に押します。 ●バージョン番号の設定方法  ・バージョン番号は、整数でのみ設定可能なため、   通常、1.00のように記述しますが、改訂番号プロパティには、1000倍して設定しています。 例. 1.020 の場合 → 1020 と設定されます。  ・バージョン番号の使い方   □□.□□□    ↑  ↑    │  └Minor(2桁+1桁)    └Major   整数部分:Major番号として使います。   少数点以下2桁部分:Minor番号として使います。   少数点以下3桁目:バグ修正等の対応用です。            この部分を指定する場合は、手動で設定してください。  ・バージョン番号は、「変更しない」「自動」「手動」が選択できます。   「変更しない」:作用対象ファイルに設定されているバージョン番号となります。   「自動」:「Major」「Minor」が選択できます。        「Major」:1.000の整数部分をカウントアップします。              この場合、「Minor」は、000となります。        「Minor」:小数点以下2桁目をカウントアップ(+0.01)します。             小数点以下が、.990以上の場合は、「Major」部分もカウントアップ             されます。   「手動」:テキストボックスに入れた内容が適用されます。 整数部分は、「1.000」以上を指定ください。また、数字以外は入力禁止です。  ・WinNT系(WindowsNT4.0,Windows2000,WindowsXP)については、エクスプローラでファイルの   プロパティを開き、「改訂番号」を直接変更可能です。   しかし、本ソフトで既定しているバージョン番号の体系と合わない場合は、バージョン番号が   設定されていないものとして処理します。(「バージョン番号無効」が表示されます)   本ソフトで変換終了後、不都合でしたら手修正をお願いします。 ◆[動作確認] ●EXCEL2000で確認しています。  ※【Office2007β版(Excel2007,Access2007,Outlook2007など)への対応について】   Office2007は、メニュー&ツールバーの扱い方が現行からの大幅に変更されています。   そのため、本ページで公開しているソフトの殆どは、正しく動作しないと思われます。   特に、メニュー操作を行なっているソフトは、起動時にエラーとなる可能性があります。   作者PCでは、当面Office2007のβ版/正規版 ともに実行できる環境にはありませんので、   ここに掲載のソフトをOffcei2007版で実行した場合、どのようになるという検証ができません。   したがいまして、Offcie2007はサポート対象外とさせていただきますので、ご了承をお願いします。   (お問い合わせ頂いても回答できません) -------------------------------------------------------------------------- ◆[注意事項] ●本ソフトにはExcelVBAのコードを操作するコードが記述されているため、一部のアンチウィルスソフトでは「ウィルス?」と誤検出されてしまうことがあります。 その場合の対処はアンチウィルスソフトの指示に従ってください。 「ウィルス」ではありませんので、安心してお使いいただけます。 ●このソフトを使用した結果については、当方は一切の責任、保証は致しません。 ●このことに同意した上で、ご使用下さい。 ●マクロソースにはパスワード保護されています。 ------------------------------------------------------------------------- ◆[著作権] ●このソフトはフリーソフトですが、著作権は、WinArrowにあります。  雑誌、ホームページ等に掲載する場合は、ご一報をお願いいたします。   Copyright(c) 2003 WinArrow All rights reserved. ------------------------------------------------------------------------- ◆[連絡先] ●ご意見、ご要望、ご感想は次のメールアドレスまでお願い致します。   mailto:WinArrow@mhl.janis.or.jp ご連絡頂く時には、 (1)ソフト名・バージョン (2)ダウンロードサイト名または雑誌名/号版 を明記いただくようお願い致します。 ◆[履歴] ========================= 2002.09.20 V1.000 作成 2002.09.24 V1.010 作用対象ファイル読み込み処理追加          (マクロ非実行・読み込み専用) 2002.09.24 V1.011 バグ修正 2002.12.01 V1.020 セル範囲に設定した「名前」の中で参照シートなしの「名前」  削除する処理を追加。 2002.12.08 V1.030 リンク設定修正処理を追加。 2002.12.15 V1.040 フォームモジュールの先頭の空白行削除処理を追加。 2003.05.18 V1.041 環境によって発生するエラーに対応するためのエラートラップを  追加しました。 2003.05.21 V1.050 作用対象ファイル中にイベントマクロが存在した場合の誤動作を  防止するようにしました。 2003.07.18 V1.060 アクティブシートが保護されているかのチェック機能を追加しました。 2003.09.25 V2.000 「不具合修正、操作性改善、チェック強化」によるバージョンアップです。  『不具合修正』  ・「xlSheetVeryHidden属性の非表示シートが複写できない」を修正。  ・「作用対象ブック名を手入力するとエラーになる」を修正。  ・オフライン時、「バージョン情報でメールアドレス、URLをクリック   するとエラーになる」を修正。  『操作性改善』  ・メニューからの実行を廃止し、起動時にフォームを表示。  ・この関係で、[閉じる]ボタン2つを削除。  ・メインフォームをモードレスで表示。   これにより、フォーム表示中でも一般操作が可能になります。  ・作用対象ブックを開く[参照]ボタンを追加。  ・変換前後のバージョン番号とファイルサイズを表示。  ・入力/選択内容をクリアする[クリア]ボタンを追加。  ・コマンドボタン、オプションボタンにショートカットを付加。  ・「バージョン情報」画面上のメールアドレス、URLにカーソルが   のった時のカーソル形状を変更。  ・エラーメッセージにアシスタントを使用。(但し、アシスタント使用可の環境のみ)  『チェック強化』  ・オプションボタン選択時の関連チェックを強化。  ・バージョン番号設定方法=「手動」選択時の「バージョン番号」の   チェックを強化。 2003.10.18 V2.010 WinNT系では、「改訂番号」を直接更新することができるため、その場合を考慮して  バージョン番号の表示と加算処理を変更しました。 2003.11.14 V2.011 カラーパレットの移行を追加しました。 2003.12.23 V2.012 バージョン情報の中のコードの不具合を修正しました。 2004.01.12 V2.013 「セル内のテキスト文字の桁数が255文字を超えている場合、255文字を超える  部分が複写されない」不具合を修正しました。 2004.01.14 V2.020 各シートの最終セルアドレス情報(UsedRange,データ最終セル)をテキストデータ  で出力を追加しました。  バージョン番号が設定されていない場合の表示を「バージョン番号無効」から  「バージョン番号未設定」に変更しました。 2004.02.07 V2.021 コンパイルエラーを修正しました。 2004.03.04 V2.022 セルが見つかりませんエラーを修正しました。 2005.01.21 V2.030 アドイン属性を持つファイルを作用対象ファイルに指定できるようにしました。  但し、xlaファイルでも新しく作成するファイルの拡張子は「xls」となります。  バージョンアップ履歴情報を記録するファイルを追加しました。 2005.01.25 V2.031 「フォームモジュールの先頭の行が消えてしまう」障害を修正しました。 2005.01.26 V2.032 シート選択時の障害を修正しました。 2005.02.24 V2.040 各シートの最終セルアドレス情報のファイルに、シートに置かれている図形の  最終セルアドレス情報を追加しました。 2005.04.17 v2.050 スクロールバー有効/無効設定(オプション)の移行を追加しました。 2006.05.11 v2.060 バージョンアップ対象ファイルを「本ソフト起動用VBSファイル」に、  ドラッグ&ドロップして、本ソフトを起動できる機能を追加しました。  (VBSファイルをメモ帳で開き、xlsverup.xlsのフルパスを環境に併せて修正要) 2006.06.16 v2.061 各シートのデータが入力されている最終セルアドレス取得時の不具合を修正しました。 2006.07.29 V2.070 Workbookオブジェクトのプロパティを移行するようにしました。  「VBAProjectの説明」を移行するようにしました。 2006.10.07 V2.071 VBSファイル修正。外部ブックへのリンクを自動更新しないパラメータセットしました。 2006/10/13 V2.080 未使用のユーザー定義の表示形式を削除する処理を追加しました。 2006.11.05 V2.081 未使用のユーザー定義の表示形式削除処理の不具合を修正しました。