--------------------------------------------------------------------------------------------------------
                      　　　　　        差込印刷 
--------------------------------------------------------------------------------------------------------

<当差込印刷の特徴> 

　　　差込印刷に関しては色々なソフトが出ておりますが、当ソフトはエクセルのデータをそのままエクセル上で　
　　　２つのモードで差込印刷を行うことを特徴としております。
　　　（エクセルデータをワード等に差込んで印刷する必要はありません。）
　　　１つめは１次元のモードで郵便印刷のようなもの、２つめは２次元のモードで表形式のようなものとでも
　　　イメージした方がわかりやすいかもしれません。
　　　その他、各種ユーティリティーもおまけで付けております。

　　　
<バージョンアップ内容等々>

　　　１．差込uty（バージョンアップしました。）
　　　　（１）オートフィルタで表示されているデータ、あるいは、非表示のデータを選別して差込印刷できるように
　　　　　　　機能を増設しました。
　　　　（２）データ選別の機能を強化しました。（あいまい検索等を強化しました。）
　　　　（３）マクロが各種の演算を行っている際、「処理中です。しばらくお待ち下さい。」のテキストボックスの
　　　　　　　メッセージが出ておりましたが、これをユーザフォームにて表示するようにしました。
　　　　　　　これにより、従来のｉｎｉｔｉａｌシートは不必要となりましたので、このシートを削除しました。
　
　　　２．ソートuty（従来と同じです。）
　　　　　例えば、得意先の要望により、データを氏名順に印刷して欲しいとか、住所順に印刷して欲しいとか、金額順
　　　　　に印刷して欲しいとか色々なソートの要望があります。そしてこれら殆どのものは定型化されていることが多
　　　　　いので、これをユーティリティー化してみました。（ソートキーは３つまでです。）

　　　３．数式uty（バージョンアップしました。）
　　　　　Ｓｈｅｅｔ１で行方向にｎ個のデータがあるとします。Ｓｈｅｅｔ２には、Ｓｈｅｅｔ１を参照するひな形と
　　　　　なる数式が１行だけ記載されているとします。（足し算やら、掛け算やら、Ｖｌｏｏｋｕｐ関数やら、とにか
　　　　　くたくさんの数式がＳｈｅｅｔ２にひな形として記載されているとします。）
　　　　　数式utyは、このひな形となる数式をｎ個分だけオートフィルします。そのようなユーティリティーです。

　　　　（１）従来は、データとして定義しているシートと数式として定義しているシートは全く別のシートでなければ
　　　　　　　なりませんでしたが、今回は、同一シートでも実行できるように改善しました。

　　　４．右クリックuty（今回デビューしました。）
　　　　　自分の指定したセル範囲内で右クリックすると、自分の指定したデータ（テーブル）を表示入力するユーザー
　　　　　フォームを作成してみました。
　　　　　（これも差込utyと同様、１次元と２次元の表示方法があります。エクセル２０００以上ですとモードレス表示
　　　　　にすることが可能です。）
　　　　　個人的感想としましては、紙に書かれたデータ（コード表）を見て入力した方が早いような気がするのですが、
　　　　　会社内では一部便利なようですので、よかったら使ってみて下さい。

　　　　　＊＊＊　注意　＊＊＊
　　　　　この右クリックutyには、次の様なコードが記載されております。指定範囲内で右クリックした時に、ショート
　　　　　カットメニューが出ないようにするマクロです。

　　　　　Application.CommandBars("Cell").Enabled = False

　　　　　パソコンが強制終了したり、あるいは停電したりして再度電源を入れ直したらＷｉｎｄｏｗｓ全体の右クリック
　　　　　ができなくなることがあるかもしれません。その場合は、「差込印刷set」か「右クリックuty」を立ち上げるか
　　　　　あるいは、「右クリックuty」の初期化マクロボタンを押して下さい。次のコードが実行されて、右クリックが
　　　　　できるようになります。　　　　　
          
          Application.CommandBars("Cell").Enabled = True

　　　５．転送uty（今回デビューしました。）
　　　　　ＩＢＭのＡＳ／４００というオフコンからデータ転送という機能を利用して、エクセルにデータを落とす作業を
　　　　　ユーティリティー化してみました。従来はエクセルのＳｈｅｌｌコマンドを利用して、データ転送画面上で色々
　　　　　な記述をさせていたのですが（マクロでＳＥＬＥＣＴ文や、ＷＨＥＲＥ文を記述させていたのですが）、当社の
　　　　　パソコンが変わるたびにＳＨＥＬＬコマンドでこのタイミングを合わせることが難しくなりました。
　　　　　そこで思い切って別の方法でやってみることにしました。現在、うまくいっております。
　　　　　
　　　　　大変申し訳ないのですがこの転送utyのみはＡＳ／４００を使用されている方が対象です。（殆どの方は、この
　　　　　転送utyは不必要だと思います。おそらく、アクセス等の別のデータベースをご利用されていると思います。）
　　　　　なお、ＩＢＭパーソナルコミュニケーションズは、４.２、５.０、５.５、５.7　のバージョンで稼働中です。

　　　６．汎用関数（バージョンアップしました。）

<ヒント>

　　　作者は、以上のユーティリティーを次の様にして利用しております。なにかのヒントになればいいのですが．．．。
　　　
  　　　（１）エクセルシート上で、得意先コードと契約予定日を入力する。
　　　　（２）（１）で入力したデータをエクセル関数を利用して加工し、ＩＢＭのＡＳ／４００というオフコンにアクセス
　　　　　　　してデータ転送を行い、その抽出されたデータをエクセルにおとす。<転送uty使用>
　　　　（３）抽出後のデータに対して、予めひな形として作成しておいたエクセル数式を、必要数だけオートフィルする。
　　　　　　　<数式uty使用>
　　　　（４）得意先の要望に合わせて、氏名順やら、住所順やらのソートを行う。<ソートuty使用>
　　　　（５）差込印刷でハガキやら一覧表等の帳票を印刷する。<差込uty使用>

<注意事項>

　    次のシートは削除やシート名の変更はしないで下さい。（マクロがこの名前を見にいっております。）
　　　Ｍａｉｎシート、差込utyシート、＃差込印刷シート、マニュアルシート、ソートutyシート、数式utyシート、
　　　右クリックutyシート、転送utyシート　です。　　　　

<添付ファイル>

　    差込uty、ソートuty、数式uty、右クリックuty、転送uty、汎用関数の６ファイル。
　　　以上をひとまとめにした　差込印刷setが１ファイル。マニュアルの１ファイル。合計８ファイルです。
　　　ダウンロードされたら、まずは、マニュアルをご覧下さい。


<動作可能環境>

　　　Ｅｘｃｅｌ９７で動くと思います。
      会社のパソコンもリースの関係上バージョンアップします。当社には、Ｅｘｃｅｌ９７、２０００、２００２があり、
　　　とにかく、欠席して開いている人のパソコンを利用したりしましたので、断言はできないのですが、Ｅｘｃｅｌ９７で
　　　動くはずです。　

<著作権>　

 　　 井手一則

<アドレス>

   　 k_ide@nfia.or.jp

      作者の本業は、漁船に関する保険の営業です。こんなものがあったら業務が便利になると思い、昼休み等の空き時間を
　　　利用して少しずつエクセル等の勉強をしているような状況ですので、ご質問等いただきましてもほとんどのものにつき
　　　ましては回答できないと思います。その際はどうぞご容赦下さい。

<その他>　

  　 このソフトを使用したことによって生じた損害は、全く保証しない。作者は、このソフトに不備があっても、それを訂正
　　 する義務を負わない。という文章もどこかで見かけましたので、そのようにさせて下さい。

     この差込ｕｔｙ等を出すにあたりまして、ご協力いただきました管理人さん、エクセルでホームページを作成されている
　 　方々、質問されている方々、大変勉強になりました。この場をかりてお礼を申しあげます。